二人の交流の写真 その2 |
ラングロワ夫妻からのクリスマスカード
アイズナー氏からのクリスマスカード
ラングロワ氏とかしこの個人的なお付き合いとともに、映画の上映という形で
フィルム・ライブラリー協議会(本財団の前身)への多くのご協力をいただいておりました。
シネマテーク・フランセーズで開催される会議への招待状
映画上映以外にも貴重な資料のご寄贈も頂いております。
ご寄贈いただいた一つ、シネマトグラフの一部(上)とその完成写真(下)
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アンリ・ラングロワ Henri Langlois 経歴
1914年11月13日トルコのスミルナに生まれる。
1935年にジョルジュ・フランジュ監督と映画サークルを作り無声映画の保存に力を入れる。
1936年スポンサーを得てフィルムを買い集め、シネマテークを創立する。第二次大戦中は言論統制の厳しかったドイツ占領軍からフィルムを守り抜いた。
戦後、政府の助成を得てシネマテーク・フランセーズを創設し、事務局長になる。
1960年代に世界を席捲したフランスのヌーヴェル・ヴァーグはシネマテークに通い映画を観ることで学んだ監督たちによって生まれ育った。
1968年のパリ五月革命を契機に政府から突然の解任が報じられると、フランス映画人のみならず世界中の映画人から抗議の声があがり、解任は撤回された。
1974年4月、第46回アメリカ・アカデミー賞で、映画を作らなかった人としては初めてオスカーを受賞する。
1977年1月13日心臓麻痺のため急死。享年62歳。
ロッテ・アイズナー Lotte Eisner
1910年代、1920年代のドイツ表現派映画の研究者。
ユダヤ人であるため、ナチス・ドイツを逃れフランスに亡命するが、占領ドイツ軍に強制収容所に入れられる。ラングロワに救われ、以来良き協力者としてシネマテーク・フランセーズで働く。
*アンリ・ラングロワ氏の素顔に迫った長編ドキュメンタリー
「アンリ・ラングロワ 〜ファントム・オブ・シネマテーク〜」は各国映画祭で上映され、日本でも今年度の“ぴあフィルムフェスティバル”で上映されました。
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