●選考理由
映画とともに育ち、映画とともに生き続けた淀川長治氏は、映画への深い愛情で貫かれた絶妙な話術と親しみやすい人がらによって、戦後37年にわたり今なお続く〔東京映画友の会〕を主宰して、若い世代に映画の魅力を植え付けました。また、テレビの解説を通して、茶の間に映画ファンの層を拡大するなど映画の発展に尽くした功績は測り知れないものがあります。よってここに第4回川喜多賞をお贈り申し上げ、心からなる感謝の意を表します。

　　　　　　

贈賞式の模様（1986年3月24日）


川喜多かしこ前理事長（右）より賞を受け取られる淀川氏


贈賞式後のパーティで歓談する淀川氏



▲川喜多賞受賞者一覧へ