公益財団法人川喜多記念映画文化財団
千代田区一番町18番地 川喜多メモリアルビル
第35回川喜多賞
山田 宏一 氏 映画評論家
第35回川喜多賞贈賞式は、7月27日一ツ橋の如水会館にて行われました。
1960年代、パリ在住中に「カイエ・デュ・シネマ」の同人となり、その後評論の執筆とともに、多彩なインタビュー活動によりトリュフォー、ヒッチコック、ハワード・ホークスらの魅力を余すところなく導き出す。平成3年に「トリュフォー、ある映画的人生」で第一回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。主な著書に「友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌」、「森一生映画旅」(山根貞男と共著)、「山田宏一の日本映画誌」、訳書に「ローレン・バコール自伝 私一人」、「映画術 ヒッチコック/トリュフォー」(蓮實重彦と共訳)。
深い見識と愛情に溢れた著書は多くの映画ファンに強い感銘を与えました。
映画評論の世界への大きな貢献を高く評価し、ここに「第35回川喜多賞」をお贈り申し上げます。