２、プレスシート

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川喜多記念映画文化財団 が保存しているプレスシートの一部

　プレスシートはマスコミに配布して紹介記事の参考にしてもらうための物です。サイズも形もバラバラです。何ページにもわたり写真も多数使用した豪華なものから、1枚だけのものまでいろいろですが、映画をヒットさせたいという宣伝部の思いが伝わるものです。保存タイトル数は20,000ほど、枚数はそれの倍ほどになります。プレスシートも多くの方々からご寄贈頂いたものです。

　
３、ポスター

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　映画会社が最も力を入れる宣伝材料でしょう。観客の目に触れ、直接劇場に誘う役目を果たしています。日本製のポスターサイズは大半がB2版です。最近はもっと大きなB1サイズなども良く目にします。海外のポスターの大きさはいろいろです。フランス版は大きいものが多く、120�p×160�pが一般的なサイズのようですが、大きいものでは幅300�pなどと言うものもあります。イギリス製は割と縦長なものが多いようです。保存状況は、日本で制作されたポスターが10,000種ほど、海外で制作されたものが1,000タイトルほどあります。ポスターも時代とともに変わります。最近の作品は写真と活字の組合せが主流ですが、かつては場面も文字も手書きが主流でした。特に野口久光氏の作品は街角の芸術と今も高い評価を受けています。本財団保存のポスターは外国映画作品が主でしたが、近年邦画作品のご寄贈を受け、日本映画も充実してきました。

　これらの保存資料の内、プレスシートは自由にご覧いただいております。スチル写真は映画作品の報道を目的にした場合で、版権に抵触しない形での使用に限り協力しております。ポスターは展示会などに貸出を行っております。また、本財団が指定管理者として運営に携わっております、鎌倉市川喜多映画記念館では、企画ごとに多くの資料を展示しておりますのでご覧いただけます。2013年7月からは『東宝映画のスターたち Part1』として三船敏郎、森繁久弥、小林桂樹、加山雄三など、スターたちの主演ポスターや、ゴジラなど怪獣映画や、クレージーキャッツの主演映画など懐かしく、楽しいポスターが多数展示されております。（一部他からの借用あり）9月からは『東宝映画のスターたち Part2』女優編として、司葉子、新珠三千代、岸恵子、淡島千景、星由里子、山口百恵など、華やかな映画世界が展示されますので、ご期待ください。　（おわり）

鎌倉市川喜多映画記念館 東宝映画のスターたち展示風景	鎌倉市川喜多映画記念館 東宝映画のスターたち展示風景