公益財団法人川喜多記念映画文化財団

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川喜多賞

第14回川喜多賞
新藤兼人氏 映画監督


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●選考理由
 新藤兼人氏は、若き日から映画創造の場に参加され、シナリオ・ライターから監督となり、最新作「午後の遺言状」にいたる永い歳月、旺盛な創作活動を続けておられます。
 監督第三作の「原爆の子」(1951年カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭平和賞及びブリティッシュ・フィルム・アカデミー国連賞受賞)、「裸の島」(1960年モスクワ映画祭グランプリ受賞他)などで、国際的にも高い評価を受け、外国の映画作家に与えた影響も大きなものがあります。
 同氏の創作への情熱が、映画製作の困難な状況を乗り越え、多くの優れた作品を送り出した業績は、わが国映画界の誇りであり、後進の範とするに足るものであります。

      

贈賞式の模様(1996年7月26日)


川喜多賞本賞の宝塔をお受け取りになる、新藤兼人氏


サインに応じる新藤氏




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