公益財団法人川喜多記念映画文化財団
千代田区一番町18番地 川喜多メモリアルビル
第28回川喜多賞
野上照代氏 スクリプター、作家
当財団理事長・岡田正代より川喜多賞・宝塔をお受け取りになる野上照代氏 |
1950年製作の「羅生門」から19本の黒澤明映画で、スクリプター、協力監督、プロダクション・マネージャーなど常に製作スタッフの中核となって監督を支えつづけた。また、「天気待ち 監督・黒澤明とともに」などのエッセイは、撮影現場の人ならではの視点で描かれ、翻訳されて海外でも高い評価を受けている。
近年は、国際映画祭、シンポジュウム、生誕百年を迎えて国内外で数多く催された黒澤回顧上映などにも積極的に参加、国境を越え、世代を超えて、映画を愛する人々に黒澤作品の魅力を伝えている。その稀有な功績に対し、敬愛をこめて、川喜多賞をお贈りする。
乾杯のご挨拶は仲代達矢氏 | 黒澤組のスタッフだった方々をはじめ、 多くのお客様にご来場いただきました |